痛みとの闘い

肩甲骨から始まる痛み

女性

肩が痛い、腕がだるい。そのような症状が何か月も継続するようなら、頸椎椎間板ヘルニアの検査をしてみた方がよいかも知れません。ある日突然、伸びをした瞬間などに肩甲骨に激痛が走り、頚椎に原因があると分かった時には、数週間から数か月、激しい放散痛に苦しめられるのです。頸椎椎間板ヘルニアは、首の椎間板の傷みにより、頸骨が神経を圧迫することで起こります。きっかけは、日常の些細な動作からでも起こるのです。例えば、運転中の急ブレーキや、重い荷物を持ち上げるだけでも発症のきっかけになるのです。最近では、スマホで長時間、下ばかり向いていることによる、スマホヘルニアの患者さんも増えているようです。もう一つの症状は、ダラダラと続く腕の痺れや、手の軽い麻痺などです。

早めの対処と治療

頸椎椎間板ヘルニアの50歳代の患者さんの多くは、50肩と勘違いしがちです。発症しはじめは軽い肩こりや、腕のだるさなどから始まるためです。一度、頸椎椎間板ヘルニアの放散痛を発症してしまうと、ある程度時間が経過するまで痛みは軽減されません。痛みをコントロールしながら、緩和していくのを待つのは辛いものです。発症しないためには、日頃から首に負担を掛けない、ストレッチをするなどの予防が必要です。飛び出して神経を圧迫した椎間板は、数か月かけて神経の中に吸収され、やがて痛みは退いていきます。激痛は去り、鈍い痛みを残すものの、日常生活には支障がないくらいに回復していきます。数か月経っても退かない放散痛には、手術などが必要な場合があります。